賃貸か購入か ~マンションの場合~

購入と賃貸の総額を考えてみる

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家を購入しても、賃貸で住み続けても、住居費がかかるという点は同じです。そんなことを考えていると、その総額はどちらが安いのかとみなさん考えたくなるでしょう。今回は、同じエリアで購入か賃貸かを考えてみたいと思います。

** 家賃、貯蓄額から購入できる金額を考えてみよう ***

住宅を購入する場合、家賃と同じ住居費でどんな物件が購入できるだろうと考えたことはありませんか。もし、住宅購入を検討しようとした場合には、賃貸での住居費と購入後の住宅ローンを比べる前に、今の家賃と貯蓄額で購入できる物件の金額を検討された方がよいでしょう。

① 購入後も支払い続ける費用を考えよう

一戸建ての場合では、毎月の住居費を全額住宅ローンの返済額に充てられます。ですが、マンションは毎月の住宅ローン返済の他、管理費・修繕積立金”の支払いがあることを忘れてはいけません。そのため、マンションを購入する場合には、毎月支払う住居費から管理費・修繕積立金を差し引いた額を住宅ローン返済額と考えるといいでしょう。

② 賃貸は物件によって住居費を変えられる

購入とほぼ同じ立地、広さで築年数が浅い物件を借りるた場合、賃貸物件の方が高くなることもあります。一方、家賃の安い物件を選んで住み替えれば、総住居費は購入より安くなりそうです。
どちらを選んでも、それほど変わらないようなら、購入することは、資産として残る点がメリットとなります。また、家を購入した場合では将来の住居費がほぼ確定するため、子どもの教育費や老後の準備など、将来のライフプランが立てやすいといえるでしょう。

③ 検討時の年齢

賃貸は、家計の環境に合わせて引越しで対応でき、ライフスタイルに合わせて暮らせる点がメリットです。ですが、定年退職後の住居費の貯蓄が必要になるでしょう。購入の場合では、最初に費用がかかるものの、ローン返済終了後に住居費は少なくなり、老後の住居費を安心して暮らせる点がメリットです。
このように購入も賃貸も、住まいのための貯蓄が必要なのが分かります。一般的に貯蓄のチャンス時期といわれるのは、「夫婦2人のとき」、「子どもが小さいうち」、「子どもの独立後」と言われています。

住まいのための貯蓄の時期を決めて検討しましょう

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家を買うか借りるかを検討する場合には、まず住まいのための貯蓄をどの時期にできそうかなどライフプランを立ててみてはいかがでしょうか。

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