生活していく中での環境の変化
生活環境の変化によってどんなことが考えられるか
人は生活している中で、様々な環境の変化が起きるものです。生活の変化が大きく変わりそうなことにはどんなことがあるのかを考えてみたいと思います。
転職、退職などの収入の変化
① 転職 退職したい、キャリアアップをしたいなどと生活環境の変化を考えている方は合わせてお金に対する準備を整えておきたいものです。自己都合で退職をしてから3カ月の間は失業保険の給付がありません。退職後の収入のない期間を考えても、最低でも生活費の半年分にあたる貯蓄を、転職前につくっておくべきでしょう。 また、転職後しばらくは、個人の信用が低下します。クレジットカードが作りにくい、住宅ローンを組めないといったことも考えられます。もし、住宅購入を考えている場合での勤続年数が途切れることになる転職は慎む必要があるでしょう。ですが、家族がいる場合には転職による収入ダウンをカバーできる場合もあります。「夫が転職をするので、妻がパートで収入を増やす」などといった、家族間での協力も安定した家計の1つになるでしょう。
定年退職後の必要な生活費
② 定年退職退職後の収支計算を考えてみましょう。チェックポイントは黒字か赤字かです。もし赤字なら、生活費がいくらなら範囲内なのか確認してみてましょう。将来の必要な生活費がわりだされます。また、将来に介護施設に入居した場合など、年金だけでは費用をカバーできない状況も想定されますので、しっかり意識されることは重要なことになるでしょう。
年齢と共に変化していく教育費
③ 教育費は年齢に比例して増えてきます。大学進学を考えている場合には、入学時が支出のピークです。私立大学の授業料は、文系で年間約80万円、理系で約130万円といわれます。高校まで公立の場合は塾代などを含め年間30万~50万円くらいと考えると大学入学後は貯蓄の取り崩しが予想されます。 貯蓄の目標額は、大学までに300万円。児童手当を全て積み立てれば約200万円になるので、月々の貯蓄は、児童手当プラス5000円と考えるといいかもしれません。
将来の環境の事を考えてしっかりしたライフプランを
このように生活をしていく中には、環境の変化が考えられます。将来の環境の変化などを想定しつつ、ライフプランをしっかり立てることは今後の生活にとっては有効なことになるのではないでしょうか。