マンションを購入する際の重要なポイント【前編】

皆さんも、いつ壊れるか分からないようなマンションに住むよりは「ずっと安心して暮らせるマンション」を求めているかと思います。自分が直接的に住むか住まないかはさておき、マンション自体の価値が高い方が、転売や不動産投資などをするとなった時でも安心です。ですので、マンションの耐久性については気にされている方も多いかと思います。
マンションの耐久度というと、コンクリートであったり、木造だと木の耐久年数だったりが気になるところだと思いますが、重要な要素の1つとして「広さ」「高さ」というものがあります。今回はそれぞれに注目して、前半では「広さ」について、後半では「高さ」について紹介していきたいと思います。
 
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物理的なものだけでマンションの耐久度は計れない!

かつて「動物小屋」と揶揄された日本の住宅。核家族であっても、面積は50㎡未満でした。
現在では、そのようなマンションに住みたいと考える人の方が珍しいかもしれません。そうは言っても、建物の軸がしっかりしていれば、リフォームを行うことで現在でも求められているような部屋にすることは可能です。
しかし、現在のリフォーム費用は工事費用に見合うものではないことも多く、そのような場合は既存のマンションを潰して、新しいものにした方が早いという場合もあります。
つまり、物理的な寿命というよりは、現代の生活においてその時代の生活レベルに沿ったもの以外は建物の価値としての寿命がきている、とも言えるかもしれません。
 
ここで重要な要素が「部屋の広さ」です。広さを確保していれば、生活レベルの多少の誤差にも対応可能であり、長く時代にあった建物を提供することが可能になるわけです。
  
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実際に必要な「広さ」とは?

今後を考えた時に必要なのは「どれくらいの広さがあれば一定の評価」を受けることができるか、ということです。このことについて、自分の中に基準を持つことが必要です。
とはいっても、基準がわからないよという方は、建設省が設けている「部屋の広さの目標数」である91㎡以上という数字を基準にしておくといいのではないでしょうか。しかし、都内で90㎡を超える物件は希少価値が高く、なかなかありません。ということは、裏を返せばそれほど価値のあるものだと解釈することもできます。
マンション選びのポイントはズバリ、「広い部屋にする」ということです。
 

マンションの「広さ」の実態は?

都内において、以前は価値がある90㎡以上のマンションの割合は全てのマンションの9%だったとのことですが、ここ数年で3%にまで減少してしまっています。
理由としては、広さのある物件の価値が向上し、分譲が困難になったことが考えられます。
結果として、90㎡以内でもそれに近い広さがあれば、十分な価値があるといえるでしょう。
 
今回はマンションの「広さ」の価値についてお話ししました。後編では「高さ」の価値についてですので、併わせて読んでいただくとマンションの価値が理解できるようなものになります。マンションについての知識を深めたい方はぜひご一読ください。

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