自己資金を貯めるべきなのか
自己資金って実は結構難しい問題です
今から頭金を貯める場合には、実際の購入は数年先となるでしょう。数年先の金利が上昇していれば、さらに負担増となるケースもでてきます。では、自己資金については、どのように考えたらいいのでしょうか。そんなときこそ、専門家に相談しながら、よりよい情報を手に入れるようにすることが重要になってくるのではないでしょうか。
★ 住宅を購入する際の自己資金
住宅を購入での自己資金とは、諸経費と頭金のことです。この「自己資金」の貯め方にはどんな方法があるのでしょうか。
用途や時期が明確に決まっている資金は、自動積立定期や自動積立定額貯金がいいかもしれません。また、元本割れのない安全な金融商品を選択するのもいいでしょう。
勤務先に財形貯蓄の仕組みがある場合には、「住宅財形貯蓄」を活用する方法も考えられます。 住宅財形貯蓄で貯めたお金を住宅取得で使う場合には、一定の金額までは利息に税金がかからない優遇があります。積み立て方法は、「給与天引き」が効果的です。
自己資金を上手に蓄えるために、住宅の購入時期と貯蓄目標額、毎月の積立額を決めるなどし、なるべく早く始めることが大切になってくるかもしれません。
★ 金利の動向
今から貯蓄をして自己資金を蓄える、頭金は少なくても今、住宅を購入すると判断するには、2つのことに注意が必要です。
① 価格の動向
例えば、自己資金を蓄えているあいだにマンションの価格が上がってしまうと、住宅ローンの借り入れ額が思ったより高くなり、毎月の返済が大きくなる。
② 金利の動向
今から2年間で頭金を200万円貯めて住宅を購入すると考えたときに、住宅ローン金利が今よりも0.5%上がっていた場合と1%上がっていた場合の、総支払額を考えてみる。
自己資金に関してはFPなどに相談しましょう!
金利が上昇しての購入は、頭金を増やして借入額を減らしたにも関わらず、総支払額が増えてしまうことがあります。また、頭金を貯蓄している期間にも、賃貸などでの家賃負担もかかります。そして何より、住宅ローンの契約が遅くなるため、完済年齢もその分遅くなってしまうのです。
住宅購入にはタイミングはとても購入者にとっては重要なことです。きちんと専門家との相談のうえ、幅広い住宅購入を視野にいれるとよいでしょう。