繰り上げ返済について考えよう
繰り上げ返済とは!?
住宅ローンの負担を軽減する方法に繰り上げ返済があります。毎月の決められた返済額の他に、ローンの一部を返済することで総返済額や返済期間を圧縮できるものです。
繰り上げ返済の種類には2種類ある!?
繰り上げ返済には2種類あります。どちらの方法がご自分にあった返済方法かしっかりと理解したうえで利用するようにしましょう。
・期間短縮型・・・繰り上げ返済をした後、毎月の返済額は変わらずに返済期間が短縮する方法
・返済額軽減型・・・返済の翌月から返済額が減り、返済期間が変わらない方法
繰り上げ返済はするべきか
繰り上げ返済は貯めたお金を使います。手元の現金を出すことで貯蓄は減りますので、もしもの出費があった場合への使えるお金のことまで視野にいれておかなくてはならないでしょう。
住宅ローン返済と預金額とのバランス
住宅ローンの返済は毎月の返済でも、繰り上げ返済でも預貯金とのバランスがとても重要です。繰り上げ返済では、繰り上げ返済を行った時点の変化はなく、期間短縮型では繰り上げ返済の翌月以降も毎月の返済額は変わりません。
教育費が足りない状況になったとしたら・・
もし、将来の子どもの教育費を視野に入れ、繰り上げ返済で早めにローンを終わらせておこう考えた場合に、将来に子どもの大学進学時に資金が足りないという状況になったとしたら、その原因は払い過ぎた繰り上げ返済が原因かもしれません。繰り上げ返済を考える場合には、預金額とのバランスはしっかりと検討したうえで行わなくてはならないでしょう。
預金が溜まり、利息を考えると繰り上げ返済は確かに有効的な方法ではあります。ですが、メリット・デメリットを理解したうえで利用しなければなりません。将来の家計状況を視野に入れるためのも、ライフプランを立てながら長期的な返済計画を見据える必要があるでしょう。