生活費と生活レベル
最低日常生活費について
生命保険文化センターが行った意識調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は平均22.0万円ともいわれています。また、統計での平均生活費は「20~25万円未満」が最も多くなっているようです。
ゆとりある老後生活を送るために
さらに、趣味や旅行などを楽しむために、ゆとりある老後生活を送ると考えた場合には、「最低日常生活費」と「ゆとりのための上乗せ額」を合計した生活費で平均で35.4万円ともいわれています。 ゆとりのための上乗せ額の使途は、「旅行やレジャー」がもっとも多く、次に「趣味や教養」「日常生活費の充実」となっているようです。
地方移住で生活レベルを下げずに暮らしていく
老後の生活レベルを下げず、でも生活費は下げたいと地方移住と考えるご夫婦も最近では増えてきています。ここでいう地方移住は、田舎暮らし・農業に挑戦といったものとは考え方が違います。医療や買い物に不自由ない生活を維持しつつ、生活費だけを下げていくことが目的のようです。
転居先のポイント
転居先として、出身地や居住経験があるなど、地縁や土地勘を優先するのもいいですが、次のポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
① 物価が安い地域
② 住居費が安い地域
③ 温暖な気候
④ 公共交通が充実している
松山市が最近注目されている理由
最近雑誌で紹介されていたのは、松山市です。人口は52万人なのでデパートや医療・公共施設なども充実。観客動員が見込めるのでメジャーなコンサートやイベントなども巡回される地域です。街は大きすぎず、移動は路面電車等で事足りるのでマイカーは必要ありません。中心部から15分も路面電車に乗れば有名な道後温泉へも行けるのも魅力の1つだそうです。物価は東京比で約7%安いといわれていますが、家賃はファミリー物件でも4万~5万円ほどです。
長い先までの将来をしっかり考えたライフプランを
将来を考えて、住宅を購入するにはライフプランをしっかりたてることが必要です。長い先まで将来を考えて、子育てのしやすい地域で住宅を検討しているご夫婦も増えてきているようです。