住宅購入での年齢の考え方

住宅購入には一定の何歳以上でないと購入できないという決まりはありません。ですが、例えば新築住宅の場合では、数千万円という大きな買い物になるだけに、仕事や収入などのライフプランやライフイベントを考えてからの購入を検討する方が多いのではないだろうか。では、具体的には何歳くらいで住宅購入をしようと考えるのが適切なのでしょうか。住宅ローンや家族計画、住宅市場などの様々な視点から考えてみたいと思います。

住宅購入の平均年齢について

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海外の例では、政府が住宅購入を積極的に支援したアメリカが30歳、ドイツでは42歳。日本では平成21年度の住宅金融支援機構の調査によると、「フラット35」を利用して住宅を購入した人の平均年齢は、40.1歳で一戸建てやマンションなど、購入する住宅のタイプによってそれぞれの平均年齢は異なるようです。

フラット35の利用者の年齢

フラット35の利用者の年齢は40代未満が58.7%と半数以上を占めているといわれています。住宅ローンが組めるのは、最長35年となっているため、月々の負担を軽くしたいと考える35年ローンを契約し、定年前に払い終えようと考えるのが賢明な住宅ローンの利用法だと考えられています。そのため40代を過ぎると、35年ローンを組むのが難しくなってくるのは完済時の年齢が理由になってくるでしょう。

収入や家族構成の変化が決まるタイミング

住宅購入を検討する理由として多くの方が、家族のため、家賃を払い続けるのはもったいとかんがえるのではないでしょうか。単身者がマンションを購入するケースも増えてきているとはいえ、家族のためと思っている方が多いのが現状でしょう。もちろん、こういったライフプランはそれぞれの家庭によって異なってきますので人生設計がある程度固まる時期という意味でも、30代前後での購入者が多いのではないでしょうか。

住宅市場の動向での低年齢化!?

ここ最近の日本の不動産価格の下落や住宅ローン金利の低さなどから、お得に購入できる今のうちにと考え、住宅購入に踏み切る方が増えてきています。経済の動向が、若い世代の住宅購入への意欲を活発化させているともいえるでしょう。結婚適齢期が違うように、住宅購入に適した年齢もまた、人それぞれです。早い購入がいいという決断よりも、頭金を貯め、慎重に検討したうえでの住宅購入をと考える方もいるでしょう。いずれは購入を、と考えるなら、ライフスタイルを整え、住宅ローンの返済能力もある30代のうちに購入しておくのが、お勧めな購入時期と考えられています。

住宅購入だけでなく、その他にかかる費用も考えよう

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住宅購入を検討し始めると思い描く希望が広がるものです。希望ばかりに目を向けてしまうと支払いなどが思いのほかあがってしまう方がいらっしゃいます。生活の中では、住宅維持のための修繕費や生活環境の変化、お子さまの教育費など、様々な費用がかかるものです。あくまで住宅購入は購入がゴールではありません。毎月の返済金額などには細心の注意が必要になるでしょう。また、住宅購入において、購入時期の年齢は大切なことの1つです。完済時期がどのような生活なのかなども踏まえ、幅広い視野での検討が重要になってくるのではないでしょうか。

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