住宅ローンと頭金は専門家に相談を
頭金って実際はどれくらい必要なの?
貯蓄をする理由の1つとして、住宅購入を目的として毎月貯蓄をされている方は多いのではないでしょうか。では、実際に頭金はどのぐらい必要かまで、はっきりと把握されている方はどのぐらいいるのでしょうか。
★ 頭金
ここでいう頭金は、購入物件の代金での自己資金のことです。 頭金が多ければ多いほど、住宅ローンを借りる金額が少なく、その後の返済を小さくすることができ、負担が減ります。また、最近では住宅ローンを提供している金融機関の中に、「頭金0円」、「物件価格の100%まで借り入れ」をすることができる住宅ローンが増えてきています。その逆に、金融機関によっては、頭金の割合を増やすと住宅ローンの金利を優遇するところもあるようです。
頭金が大きいとローン支払額は少なくなるが…
頭金の額が大きければ大きいほど総支払額は少なくなります。頭金を大きくすることで、住宅ローンの負担が小さくなるのは、誰でも分かっていることですが、貯蓄に年月がかかっている間に、住宅の価格が上がる可能性や金利が上昇する可能性さえあることを、意外と知らずに過ごしている方は多いかもしれません。
景気の動向に目を向けて行かないと、せっかく苦労して頭金を貯めたとしても、思ったように総支払額が削減できないことがあることを理解しておかなくてはなりません。
住宅購入は専門家と一緒に様々な視点から検討しましょう。
頭金の総額は、住宅価格の動向やローンの金利情勢などを総合的に考えて判断する必要があります。
また、貯蓄が十分にあるのに、生活の予備資金として手元にたくさんのお金を残しておきたいという理由で頭金を少なくし、逆に負担が増えてしまうこともあります。生活予備資金は生活費の3か月分程度を目安と考え、できるだけ頭金にと考えるなど、様々な視点で住宅購入を考えていかなくてはならないでしょう。