不動産での様々なトラブルを避けるために
不動産にまつわる様々なトラブルを耳にすることがあります。もちろん誰もトラブルになりたいと考える方はいないでしょう。トラブルの原因をお伺いすると、不動産取引において、知らなかったうえに話しが進んでしまったということがあるようです。今回は、不動産での広告についてご紹介してみようと思います
売却において様々なトラブルが起きることがあります!
売却において、取引相手をしっかり選ばないと悪質業者と関わることになってしまう場合があります。そのため、売却において1番大切なことは、不動産取引きのための信頼できる業者選びからになるかもしれません。近年ではネットでの情報も豊富ではありますが、実際の地域の評判などや目で見たり、出かけていくことも必要なことになってくるでしょう。
では、どうような方法で不動産などを探せばいいのでしょうか。
ネットの普及に伴い、不動産会社のホームページなどを検索する方や、広告を参考にされる方もいらっしゃるでしょう。広告を出しているからといって大丈夫と安心してはいけません。広告の内容を全て信じてしまい、失敗してしまうケースもあります。もちろん、しっかりと記載されている広告もたくさんありますので、きちんとした情報を乗せていない広告もあると考えながらの検討がよいでしょう。
不当な広告表示の禁止
不動産広告では、おとり広告や不当な表示が禁止されています。表示されるべき項目がなかったり、誤解を招くような表現がされているような規約違反についてはご注意ください。
次の点に気をつけてみましょう!!
・架空物件
・売却済みの物件
・売却する意思がない物件
連絡のあったお客様に対して、実は他の物件を紹介するのが目的
取引することを狙い、悪質な広告をだしている業者があります。安く見せるための二重価格表示、物件を優良に見せるための不当な比較広告、誇大広告、虚偽広告、実際の物件や競合他社が取り扱う物件よりも著しく優良であることを示す優良誤認表示なども禁止とされていますので覚えておきましょう。
不動産広告で見かける資金計画での注意すべき点!!
頭金ゼロと紹介している物件をたくさんみかけます。では、頭金がゼロなら安心した購入ができるのでしょうか。あくまで広告は参考程度に考え、購入後の無理ない返済額から物件購入可能額を出すことを忘れないでください。
頭金ゼロでも購入時にかかる費用は同じ!!
購入時にかかる諸費用は、意外とかかるものだと気をつけたいところです。諸費用のうち、修繕積立金など物件に関わる費用に関しては、広告に記載されていますが、ローンに関わる費用などは広告に記載されことが多いため、きちんと確認しておく必要があるでしょう。
身近な不動産のトラブルに仲介手数料があります!!
不動産でのトラブルは、後で知らなかったことが起きたときに起こります。そのトラブルの中で意外と多く起こるトラブルに仲介手数料があります。誰でも聞いたことがある言葉のようですが、トラブルを事前に防ぐためにも、仲介手数料に対する法規制や媒介契約の締結時の注意点は知っておきたいところです。
仲介手数料には法規制により上限があります
宅地建物取引業法により、不動産会社が受け取ることのできる仲介手数料には上限があります。上限を超える仲介手数料を場合請求し、受け取った場合には、法令違反となります。
仲介手数料は賃貸借契約が成立したことで発生します
不動産の賃貸借の仲介では、賃貸借契約が成立した場合に仲介手数料の請求権が発生します。契約が成立するまでは、原則として不動産会社に仲介手数料を支払うことはありません。
こうしてみてみると当たり前に思っていた不動産にまつわる言葉でも、きちんと理解していたかと考えると疑問に思うことはたくさんあります。不動産においては、専門的なことも多く、話しを聞いているつもりでもスルーしてしまうことも多いのではないでしょうか。聞いたつもりほど怖いものはありませんのでお気をつけください。